NORTHERN VIETNAM TOURING
3日間、521.1km。花と茶畑を巡るモクチャウへ
2025年2月14日から16日まで、CT125でハノイからモクチャウを訪れました。目的地は、高原に茶畑と花の風景が広がるベトナム北西部の町です。
3日間の総走行距離は521.1km、走行時間は20時間35分。初日はハノイからホアビンを抜け、旧国道6号を西に走ります。滝や茶畑を訪ねながらモクチャウへ向かい、2日目は周辺の細い山岳路を巡り、最終日にハノイへ戻りました。
3日間走行日数
521.1 km総走行距離
20時間35分総走行時間
1,214 m最高標高
今回走ったルート
1日目はハノイから西へ進み、見どころは旧国道6号沿いの滝、Thác Tạt NàngとThác Chiềng Khoa。Moc Chauに予定より早めに到着したので、MOCHA HILLに立ち寄って宿へ。2日目は町の西側に延びる山道と花の谷、茶畑を巡りました。3日目は高原を離れ、ハノイまで戻るルートです。
地図のルートを選ぶと、その日だけの軌跡と走行データを表示できます。写真ピンからは、実際に立ち寄った場所の写真を確認できます。
3日間の走行データ
| 日程 | 距離 | 所要時間 | 最高標高 | 高低差 |
|---|---|---|---|---|
| Day 1 | 211.9 km | 8時間33分 | 975 m | 972 m |
| Day 2 | 122.4 km | 6時間40分 | 1,214 m | 525 m |
| Day 3 | 186.8 km | 5時間22分 | 1,202 m | 1,198 m |
| 3日間合計 | 521.1 km | 20時間35分 | 1,214 m | 1,198 m |
今回のルートもっとも長く走ったのは1日目の211.9km。最高地点は2日目の1,214mでした。3日目は帰路でありながら高低差が1,198mあり、最後まで標高変化の大きい一日だったことが分かります。
Day 1|滝と茶畑を走り抜け、Moc Chauへ
初日はハノイを出発し、西へ約212km走りました。平地の交通から離れるにつれて道路の高低差が大きくなり、ホアビンをすぎて、旧国道6号を入ったあたりから高原らしい山の景色へ変わっていきます。3日間で最長の走行時間となるため、途中の立ち寄り時間も含めて余裕を持ちたい区間です。
旧国道6号から脇道をそれ、Thác Chiềng Khoaへ
旧国道6号から谷へ下ると、段々に流れ落ちるThác Chiềng Khoaがあります。山道を走ったあとに見るエメラルド色の水と白い流れは、目的地へ急ぐだけでは出会えない景色でした。ここで出会ったのが、ホーチミンで日本人向けに観光ガイドをしているという2人組。休暇をとって北部の桃の花の時期の観光に来たとのこと。まさかこんなところで日本人に会うとは思わなかったと言ってました。ここはベトナムを旅行で訪れる人が来ることはほとんどない場所です。住んでいるからこそ来れる場所なのかもしれません。


MOCHA HILLの高原の茶畑
MOCHA HILLでは、なだらかな斜面に茶畑が波のように続きます。山の濃い緑とは違う、手入れされた茶畑の曲線が印象的でした。バイクを停め、畑の中を歩きながら景色を眺めます。



立ち寄りを増やしすぎない
1日目は211.9km、8時間33分。滝や茶畑へ寄ると、ハノイからモクチャウは距離以上に時間が必要です。Thác Tạt Nàngにも立ち寄りましたが、訪問時は水量が少なめでした。景勝地の状態は季節で変わるため、一か所に時間を使いすぎず、明るいうちに目的地へ到着できる予定を組みました。
Day 2|桃の花の谷と茶畑をめぐるライディング
2日目は今回の旅の目的である桃の花が満開な山々を訪れます。距離だけを見ると122.4kmですが、細い山道と標高のある区間をつないだため、走行時間は6時間40分でした。この日の最高標高1,214mは3日間でもっとも高く、モクチャウの高原を走っていることを実感できます。
山岳路の先に開ける展望
町を離れると道幅が細くなり、谷を挟んで山並みを見渡せる場所が現れます。景色に目を奪われやすい区間ですが、写真を撮るときは見通しと路肩の幅を確認してからバイクを停めました。

白とピンクの桃の花が広がる季節
山道の途中では、白い桃や梅の花が谷を彩っていました。この時期はたくさんの観光客や地元の人が集まり、民族衣装の貸し出しで写真を撮る人や露店にお店も並ぶにぎやかな場所となります。静かな山岳路から一転し、季節を楽しむ人々の空気に包まれました。


茶畑の向こうに続くカルストの山
別の展望地点では、整えられた茶畑の向こうにカルストの山々が続いていました。同じモクチャウでも、花の谷、深い山道、開けた茶畑で景色の印象が大きく変わります。夕方は高原に沈む光を眺め、一日のルートを終えました。


Day 3|標高差1,198mを下り、ハノイへ
最終日はモクチャウからハノイまで186.8km。走行時間は5時間22分でした。最高標高は1,202m、高低差は3日間で最大の1,198mです。高原を出発したあと、標高が下がるにつれて山岳路から交通量の多い平地へ移り、走り方のリズムも変わっていきます。

帰路も標高差を意識する
帰るだけの一日に見えても、高原から平地まで約1,200mの高低差があります。長い下りでは速度を上げすぎず、市街地へ近づいて交通量が増えてからも集中力を残すことが大切でした。
モクチャウの3日間
3日間で521.1kmという距離は、北部ベトナムのツーリングとしては長すぎるものではありません。それでも、滝へ下る道、標高1,200mを超える山岳路、花の谷、茶畑、そしてハノイへ戻る長い下りが一つの旅に詰まっています。
走行データの線と数字に写真を重ねると、その日にどこで足を止め、どんな景色を見たのかが鮮明に戻ってきます。モクチャウは、目的地だけでなく、そこへ向かう道と周辺を巡る時間まで楽しめる場所でした。